読書
模倣犯3 (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/26メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 15回この商品を含むブログ (117件) を見る1,2に比べてやや冗長的。しかし、他の作家の作品に比べれば、直接ストーリと関係がない風景描写や…
ママ友のmaki&yuzuさんから紹介された本。紹介文はこちら。 厚い文庫本が5冊、うーん読みきれるかなぁ・・・。通勤電車の中でしか読む字間がない、読めて1日30分〜1時間だからな。。。細切れに読んでもちゃんと話をおえて面白いかな・・・。などと思いながら…
となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ)作者: 関根眞一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/05/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 136回この商品を含むブログ (91件) を見るいやぁ、世の中にはいろんなことを言う人がい…
お料理なんでも相談室―面白南極料理人 (新潮文庫)作者: 西村淳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/25メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (20件) を見る筆者はいわゆる「海猿」の教官で、長年にわたり船の厨房を切り盛りして来た料理人。…
聞き上手は一日にしてならず (新潮文庫)作者: 永江朗出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 60回この商品を含むブログ (24件) を見る「名インタビュアーに聞く」と称して、黒柳徹子、田原総一郎、ジョン・カビラ、糸…
理由 (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/06/29メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 84回この商品を含むブログ (243件) を見るドキュメンタリ調にまとめられた推理小説。バブル崩壊後の、ローンによる借金地獄、競売物件、占有屋…
この間まで読んでいた小説「海辺のカフカ」の帯紙に、「少年カフカ」という本が広告されていた。関係がある本なんだろうと思い、とりあえずぐぐった。 wikipedia:海辺のカフカによると、 2002年9月12日から2003年2月14日までの間、『海辺のカフカ』のホーム…
海辺のカフカ (上) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/01メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 1,037回この商品を含むブログ (961件) を見る海辺のカフカ (下) (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/0…
重力ピエロ (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 204回この商品を含むブログ (829件) を見る伊坂さんの本を読むのはこれで2冊目。1冊目は「オーデュポンの祈り」で、読書家のid:dan127u…
善と悪―倫理学への招待 (岩波新書)作者: 大庭健出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/10/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (34件) を見る「よく生きる」ための倫理学へのてほどきらしい。出産後の頭にはきつかった。というか…
卒業 (新潮文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/11/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 67回この商品を含むブログ (86件) を見る4編の作品が収められているが、どれも泣ける。読み手の年齢や経験によって、いろいろな感想が持てる作品。…
ピラミッドの謎 (岩波ジュニア新書)作者: 吉村作治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/09/20メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (14件) を見る「世界不思議発見」1001回目放送『ツタンカーメンの側近か?! 完全密着!吉村先生ミイラ大…
頼子のために (講談社文庫)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/05/06メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 28回この商品を含むブログ (72件) を見る重すぎる夫婦愛が生んだ悲劇のお話。 17歳の愛娘を通り魔により殺害された父親が自殺未遂。…
「イッツ・オンリー・トーク」と「第七障害」の2作品を収録。 イッツ・オンリー・トーク:「直感で蒲田に住むことにした。」という出だしの一文がいさぎよくて気に入ったが、作品そのものはとりとめのない話だった。読んでいると、姫野カオルコや山田詠美を…
クロノス・ジョウンターとは、P・フレックスという会社が開発したタイムマシンの開発コード。タイムマシンといっても、ドラえもんのタイムマシンのように万能ではなく、過去にしか戻れない。また、過去への滞在時間も限られており、タイムリミットがくると、…
17世紀から18世紀のイギリスの田舎貴族の恋愛と結婚事情を、ベネット一家を通して描いた作品。このぐらいの時代の作品は、お互いの財産を賞賛しあったり、いわゆる品位やマナーについて薀蓄をたれて助長的な作品が多いが、この作品は、比較的そういった表現…
唯川恵さんにしてはめずらしく(?)、男性が主人公の作品集。作者のあとがきに、「男の視点で女を描く」ことに挑戦したとあるが、私の感想は、「第三者の女が、どこかからじっとみていて、その一部始終を筆に執って書いた」といった感じ。 私の中では、唯川…
IT、ベンチャー、株、ドラッグ、家庭崩壊、、、といった最近よく聞くキーワードをストーリの背景にもりこんだシナリオ風小説。小説を読んでいる間中、頭に映像がパンパン浮かぶ一方で、登場人物の内面的なイメージがわかない。そのせいか、読んでいるときは…
お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、弟も、ペットも、そして私も、、、思いやりあって暮らす、「あの時は楽しかったなぁ・・・」と昔を思い出す主人公の回顧話が中心。どこか懐かしい感じがする話。 ペットの犬の名前「指の音」を除いて、…
小学生日記 (角川文庫)作者: 華恵出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/23メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 531回この商品を含むブログ (96件) を見るタイトルのとおり、筆者が小学生のころに書いた日記の一部。作家の重松清さんが、「小学生にしか…
他に『六角形の小部屋』を収録。 『薬指の標本』:楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡、なんでも標本にする標本屋。もし、こういう標本屋が実在したらビジネスになると思ったし、私も利用したいと思った。 標本屋に関わる女性が次々と消えてなくなって…
書くまでもなく、独特の世界。好き・嫌いは分かれるところ。私はどちらかといえば筒井さんの作品はあまり好きではなく、この作品も例外ではない。しかし、好き・嫌いは別としてよく書けていると思う。 例えば、「最後の喫煙者」は、熱しやすく冷めやすい人間…
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤だが、気づくと江戸以来外界から遮断されている島、荻島にいた。物語はそこから始まる。現実的な部分とファンタジーな部分がうまく交差しており、楽しく読めた。美しい荻島の風景や、人語を操るカカシの声、風貌、立っ…
現代とは違う、江戸時代のゆっくりとした時間の流れを感じる作品。 主人公の一太郎が殺人事件を目撃し、一太郎自身も襲われそうになるところから話がはじまる。その後、2/3か3/4ぐらいまではメリハリなくだらだらと話が続き、いい加減にあくびが出そうになっ…
とてもきれいな話。おばあちゃんも、コウコも、お母さんも、みんなとても優しくて心がきれいな人。それゆえに、自分の中にある人間の卑しさをはっきりと感じてしまい苦しんでいる。この卑しさは何故あるのか、これが自分なのかと。 女性特有の物の感じ方がし…
糸井さんと池谷さん(学者)の対談形式で、海馬を中心に脳について解説されている。 私は、脳は若ければ若いほどよく、年をとるにつれて使い物にならなくなると思っていた。しかし、本書によると脳(海馬)は年齢には関係なく、使えば使うほど発達するらしい。特…
総論 小学生、中学生が夏休みに読むのにおすすめ。 本が嫌いな人でも、これならば読めると思うし、充分、読書感想文のネタになるだけのテーマがとりあげられている。まだ、読書感想文の宿題に着手していない人にはおすすめ。 私は、「今夜は眠れない」のほう…
「今夜は眠れない」シリーズの第2弾。第1弾と同様、主人公の緒方君と親友の島崎君コンビが話をすすめる。ストーリは恋に始まり恋に終わる3ヶ月の冒険小説。少年はいろいろなことを考え、経験し、また少し大人になる。もし、続編がでるなら、高校受験ごろの彼…
推理小説というよりは、少年のひと夏の冒険を描いた小説。冒険のきっかけは、母親がある日突然に5億円の遺贈をうけたこと。平凡だった少年の生活は一変する。少年は、今までの平凡な生活を守るために考え行動する。この少年の冒険を通して、友情や家族の絆が…
ケロロ軍曹のブックカバーをゲットしたぜぇ!*1 いえぇ〜い! 写真は角川文庫のサイトから拝借しました。 *1:角川文庫の夏のキャンペーン。2冊買うと必ずもらえる。http://www.kadokawa.co.jp/dis/index.php