Beanの日記

徒然日記

読書

「わたしの美しい庭」

「わたしの美しい庭」 わたしの美しい庭 作者:凪良ゆう ポプラ社 Amazon 話の設定に少し無理があると感じるところもあるけれど、登場人物からでる言葉は素晴らしいです。ストーリはマイルドな仕上がりです。 登場人物の会話に、「一保堂のほうじ茶だよ。」と…

「最高の介護」

「最高の介護」 最高の介護 介護のお医者さんが教える満点介護! 作者:田口真子 講談社 Amazon 介護のお医者さんの本です。 ブログ同様に、文章が明朗で簡潔です。ブログは日々の巡回ルートにして、楽しく読んでいるうちになんとなくいろいろなことがわかっ…

「火のない所に煙は」

「火のない所に煙は」 火のないところに煙は(新潮文庫) 作者:芦沢央 新潮社 Amazon 怪談話です。6話納められているのですが、1番最初の話『染み』が一番怖かったです。最終話は最後まで読んだ人へのご褒美です(多分)。 【思ったこと】 本文中に、「霊と…

「杉森くんを殺すには」

「杉森くんを殺すには」 杉森くんを殺すには 作者:長谷川まりる くもん出版 Amazon ブロ友さんが紹介されていた本。タイトルが気になって借りました。 主人公の女の子は自分にも他人にも正直で嘘をつかない、一生懸命に生きている故の危うさのようなものがあ…

「舟を編む」

「舟を編む」 舟を編む (光文社文庫) 作者:三浦 しをん 光文社 Amazon 朝ドラになりそうな小説。調べてみたら、既にドラマ化・アニメ化されていました。 辞書作りの話をメインに、控えめながら濃厚な人間模様がうかがえます。登場人物間で交わされる言葉が端…

「コメンテーター」

「コメンテーター」 コメンテーター ドクター伊良部 (文春e-book) 作者:奥田 英朗 文藝春秋 Amazon 伊良部シリーズの4作目。 前3作に比べてパンチはないけれど、そこは伊良部なのでまぁまぁ面白い。 これまでの作品と違ってより身近な話題がとりあげられてい…

「時をかけるゆとり」

「時をかけるゆとり」 時をかけるゆとり (文春文庫) 作者:朝井リョウ 文藝春秋 Amazon 随筆です。面白かったです。声を出して笑えるところもあります。隙間時間にちびちびと読めます。 筆者が早稲田大学時代の思い出に基づいた作品です。私の中にある早稲田…

「親の認知症とお金が不安です」

「親の認知症とお金が不安です」 マンガで解決 親の認知症とお金が不安です 作者:上大岡 トメ 主婦の友社 Amazon 認知症について知りたい人向けの本、漫画も混じっていてわかりやすいです。初心者向け。本屋でパラパラするか図書館で借りるのがおススメです…

「最高の職業と進路が見つかるガイドブック」

「最高の職業と進路が見つかるガイドブック」 やりたいことがわからない高校生のための 最高の職業と進路が見つかるガイドブック 作者:山内 太地,小林 尚 KADOKAWA Amazon 時間との関係で、タイトルとマーキングされているところを中心に読むというパラパラ…

「住まい大全」

「住まい大全」 住まい大全 ずっと快適な家の選び方、つくり方、暮らし方 作者:平松 明展 KADOKAWA Amazon これから家を買う人におすすめ。パラパラと読める本です。 筆者の平松さんはYouTuberらしいので、YouTubeをみるほうがよいかも。 後でどうとでもなる…

「「空気」を読んでも従わない」

「「空気」を読んでも従わない」 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる (岩波ジュニア新書) 作者:鴻上 尚史 岩波書店 Amazon どこかで紹介されていて、アマゾンでの評価数470で評価4.3だったので読みました。この手の本はあまり期待していな…

「四月になれば彼女は」

「四月になれば彼女は」 四月になれば彼女は (文春文庫) 作者:川村 元気 文藝春秋 Amazon 読後の感想は、表紙のとおり淡い空色にうすい靄がかかったような感じ。 情景描写に力が入っているわりに人物描写は淡泊で、よくある話が淡々と続く。後半にやや展開が…

「家で死のう!」

「家で死のう!」 家で死のう! 作者:萬田 緑平 三五館シンシャ Amazon 元外科医で今は緩和ケア医の筆者が患者の実例を挙げながら、終末期医療を語る本です。延命治療にも少し触れられています。万能ではありませんが、読みやすいのでおすすめです。 以前、…

「テミスの不確かな法廷」

「テミスの不確かな法廷」 テミスの不確かな法廷 作者:直島 翔 KADOKAWA Amazon 主人公の安堂清春は発達障害(特にASD)の裁判官。発達障害特有の異質さに苦悩している。清春の目を通して描かれているため、異質さは控えめな書き方。物語の最後の最後になっ…

「友だち幻想」

「友だち幻想」 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える (ちくまプリマー新書) 作者:菅野仁 筑摩書房 Amazon 幸福の本質的なモメントは ①自己充実 ②他者との交流 ・交流そのもの ・他者からの承認 承認は人間の幸福に関わるのでとても重要。だから無視を…

「メインテーマは殺人」

「メインテーマは殺人」 メインテーマは殺人 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon イギリスの推理小説。イギリスの作風が苦手な人は読みにくいと思います。 ストーリー自体は面白かったです…

「あした死ぬ幸福の王子」

「あした死ぬ幸福の王子」 あした死ぬ幸福の王子――ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」 作者:飲茶 ダイヤモンド社 Amazon 老人と若者(王子)の対話形式でハイデガー哲学のエッセンスを理解していく本です。 最後はオスカーワイルドの『幸福な王子』のストー…

「誤嚥性肺炎にならない35の習慣」

「誤嚥性肺炎にならない35の習慣」 むせる・せきこむをスッキリ改善! 誤嚥性肺炎にならない35の習慣 宝島社 Amazon 最近、気になる自分の症状をネットで調べたら、誤嚥性肺炎がヒット。タイミングよくフォローしているブロガーさんがこちらの本を紹介してい…

「街とその不確かな壁」

「街とその不確かな壁」 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 久しぶりの村上ワールド。図書館で待つこと1年以上! 「ぶ、ぶ暑い、2週間で読めるかな。」と怖気付きましたが、きれいな文章に心が癒され、10日間で読みきりました。あとがきは読…

「暇と退屈の倫理学」

「暇と退屈の倫理学」 暇と退屈の倫理学(新潮文庫) 作者:國分功一郎 新潮社 Amazon ※リンクをはるのにアマゾンをみたら、2022年度に東大・京大で1番読まれた本だそうです。 GWぐらいに読んだのですが、なんとなくまとまらなくて下書き保存で塩漬けになって…

「超新釈 5分後にエモい古典文学」

「超新釈 5分後にエモい古典文学」 超新釈 5分後にエモい古典文学 作者:野月よひら スターツ出版 Amazon ①古文(原典)、②作品のあらすじ、③筆者の解釈による超新釈の3構成で、 ③は、現代の高校生・大学生の登場人物にやきなおした筆者の小説。 ①古文(原典…

「アイデンティティのつくり方」

「アイデンティティのつくり方」 アイデンティティのつくり方 作者:森山博暢,各務太郎 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 返却期限が迫っていて流し読みになりました。 『2章「自分」と向き合う ~主観発想の訓練~』の『「好きなことで…

「12歳から始める心が折れない技術」

「12歳から始める心が折れない技術」 12歳から始める心が折れない技術 作者:堀田秀吾 秀和システム Amazon この手の本は「ふーん」で終わることが多いのですが、肯定的に読むことができました。 小学校入学前のお子様がいる方におすすめです。育児の参考にな…

「AI時代の進路の選び方「文系?」「理系?」に迷ったら読む本」

「AI時代の進路の選び方「文系?」「理系?」に迷ったら読む本」 AI時代の進路の選び方 「文系?」「理系?」に迷ったら読む本 (YA心の友だちシリーズ) 作者:竹内 薫 PHP研究所 Amazon 2019年出版の本なので、古い情報があります。それ以外の内容は、高校生が…

「キングの身代金」

「キングの身代金」 キングの身代金〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:エド マクベイン 早川書房 Amazon 「誘拐された他人の子の身代金を払えますか?払ったら自身は破産です。」 という作品紹介にひかれて借りたのですが、そこは刑事物。誘拐から身…

「行動経済学が最強の学問である」

「行動経済学が最強の学問である」 行動経済学が最強の学問である 作者:相良 奈美香 SBクリエイティブ Amazon 以前、息子との読書タイムで「予想通りに不合理」を読んで、「行動経済学って面白い!」と思ったので借りました。 「予想通りに不合理」は実験内…

「秋山善吉工務店」

「秋山善吉工務店」 秋山善吉工務店 (光文社文庫) 作者:中山 七里 光文社 Amazon こういう素敵なお年寄りを見かけなくなりました。 昭和な私は、懐かしさや日本が失ったものを感じました。令和の子供たちが読んだらどう思うのでしょうか。息子が中学生だった…

「日本人でいるリスク」

「日本人でいるリスク」 日本人でいるリスク 作者:ひろゆき(西村博之) マガジンハウス Amazon ホリエモンの本を読んで間もなくひろゆきの本を読んだのは偶然です。 私はひろゆきは嫌いでした。なんとなく薄気味悪くて。 でも、ワイドショーでコメントをし…

「人間の建設」

「人間の建設」 人間の建設(新潮文庫) 作者:岡潔,小林秀雄 新潮社 Amazon 小林秀雄と岡潔の談話。全く専門が違うお二人が何をしゃべっているのかが気になって借りてみました。 お二人の会話が嚙み合っているのか、相手の言葉に引っ掛けて交互に喋っている…

「日本人の「遺伝子」からみた病気になりにくい体質のつくりかた」

「日本人の「遺伝子」からみた病気になりにくい体質のつくりかた」 日本人の「遺伝子」からみた病気になりにくい体質のつくりかた (ブルーバックス) 作者:奥田昌子 講談社 Amazon ノウハウ本かと思ったらちょっと期待外れ。 ・私たちの体には、その土地の気…