Beanの日記

徒然日記

「舟を編む」

「舟を編む」

朝ドラになりそうな小説。調べてみたら、既にドラマ化・アニメ化されていました。

辞書作りの話をメインに、控えめながら濃厚な人間模様がうかがえます。登場人物間で交わされる言葉が端的で美しく、相手を慮る(おもんぱかる)姿勢に襟を正せれます。

 

【へぇーっと思ったこと】

どの辞書も「あ行」から「さ行」までの分量が多く「や行」から「わ行」は少ない。つまり、しりとりをするときに「や行」「ら行」「わ行」で終わる言葉を言い続けると勝ちやすい

→私も「あ行」から「さ行」までの分量が多く「や行」から「わ行」は少ないことは気が付いていました。でもしりとりの発想はありませんでした。

 

【感銘した台詞】

「料理の感想に、複雑な言葉は必要ありません。『おいしい』の一言や、召しあがった時の表情だけで、私たち板前は報われたと感じるのです。でも、修行のためには言葉が必要です。」中略「美味しい料理を食べたとき、いかに味を言語化して記憶しておけるか。板前にとって大事な能力とは、そういうことなのだと(後略)」

→上の板前さんの話はいい意味でショックを受けました。美味しい料理を食べたときに味を正しく言語化できないと、後で自分で再現することができないと言っています。

言葉ってすごい!