Beanの日記

徒然日記

重力ピエロ 伊坂幸太郎 ★★★☆☆

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

伊坂さんの本を読むのはこれで2冊目。1冊目は「オーデュポンの祈り」で、読書家のid:dan127uさんのブログがきっかけ。
わたし的には、「オーデュポンの祈り」のほうが評価が高い。「重力ピエロ」は、産後の頭で、半年ぐらいかけて、ダラダラ読んだせいか、ストーリはどちらかといえば単調に思えた。だけど、だからつまらないとかそいうのではなく、最後までちゃんと読めた。「オーデュポンの祈り」もそうだったが、顔こそかすみがかかってみえないが、登場人物が現存しているかのような体温を感じる。作家の力ってやつかな?
主人公の弟、春は、やることをやってしまったので、生い立ちと、犯したことの2つの十字架を背負うことになる。これが、かわいそうでならない。