- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/05/06
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (72件) を見る
17歳の愛娘を通り魔により殺害された父親が自殺未遂。残された手記には、真犯人をみつけだし復讐したという自白と、自分も自殺するという遺書が。ここまでが話しの前段。
その後、主人公である法月綸太郎*1が登場し、事件の真相をつきつめ、明らかにしていく。「我こそは!」と思う人は、父親の手記を読み返し、おかしいと思う点をピックアップしたり、自分の推理をした後で続きを読むのもいいかもしれない。
筆者の作品ははじめてだが、楽しく読めた。個人的には、最後の最後、「法月綸太郎が窓をあけて病室をでた」という行動は非難する。
調べたところによると、『法月綸太郎』シリーズというのがあるらしいので、機会があれば他の作品も読んでみたいと思う。
*1:筆者と同じ名前