Beanの日記

徒然日記

海馬―脳は疲れない 池谷裕二, 糸井重里

糸井さんと池谷さん(学者)の対談形式で、海馬を中心に脳について解説されている。
私は、脳は若ければ若いほどよく、年をとるにつれて使い物にならなくなると思っていた。しかし、本書によると脳(海馬)は年齢には関係なく、使えば使うほど発達するらしい。特に、物事を論理的に考えて発展させる能力は30歳を過ぎてからこそ発揮できる力らしい。
作品は、読者が理解しやすいように工夫されているが、最後まで読みきるのは少ししんどかった。
専門的なことを知識の少ない一般人に説明することは難しいことだと思うが、研究によってわかったいろいろなことを一般人が実生活に活用できるよう、わかりやすくフィードバックしてくれる書物は大歓迎である。今後も、この手の書物が次々とでてほしい。