Beanの日記

徒然日記

しゃばけ 畠中恵

現代とは違う、江戸時代のゆっくりとした時間の流れを感じる作品。
主人公の一太郎が殺人事件を目撃し、一太郎自身も襲われそうになるところから話がはじまる。その後、2/3か3/4ぐらいまではメリハリなくだらだらと話が続き、いい加減にあくびが出そうになったところで話がパタパタと進展する。中だるみ感のある作品ではあるが、妖(あやかし)は本当に存在して、その昔は人間と共存していたのかもしれないと思わせるようなファンタスティックな一面もある。
アマゾンで調べてみると、続編として「ぬしさま」他2作品が発売されている。一太郎については勿論のこと、一太郎の手代である佐助と仁吉、友人の栄吉のその後を書いた作品もある。しかし、どれもまだ文庫化はされていない。文庫化されたら買って読んでみようと思う。