Beanの日記

徒然日記

膝栗毛はなぜ愛されたか−糞味噌な江戸人たち 綿抜豊昭−−−−−

三四郎はそれから門をでた(三浦しをん)」の一章で紹介されていた本。
有名な「東海道中膝栗毛」の解説本です。
私は古典が好きでした、擬古文も味があって好きでした。「東海道中膝栗毛 十返舎一九」。小学生の時に通っていた塾で、作品名と筆者の名前を暗記させられました。話の中身や筆者の人がどういう人だったかなど全然知りませんが、とにかくまる覚えしました。
しかし、このころに覚えた作品名と筆者は、大学受験もとおりこし、おばさんになった今でもかなり覚えています。何年も覚えていると、ふとしたときに、「これってどういう話なんだろう?」と思う瞬間があるものです。私にとってこの本は、タイトル、筆者の名前ともに強烈な印象があったのでずっと気になっていて読んでみたいと思っていた作品です。しかし、今まで読む期会がありませんでした。
さっそく予約して借りて、通勤バッグにいれて読むのを楽しみにしていたのですが、、、、期待はずれでした。
私にとって、「東海道中膝栗毛」は、三浦しをんさんが作品で紹介している程度の内容を知れば十分でした。
したがって、1/3ほど読んで放棄!
綿抜豊昭さんが書いた作品が悪いというわけではなく、「東海道中膝栗毛」自身への興味の問題だったので、評価は「−」としました。
自分で買った本だと勿体無くてこんなことは絶対出来ませんが、図書館で借りた本なので興味がわかなければ読まないで返すという選択肢があります。ふふふっ。