共感したのは、小学校時にいじめられた経験談。いじめの内容はクラスメイト全員からの無視。原因は不明。一週間が経った頃、いじめの空気が緩和されて元の生活に戻ったが、どうして終息したのかも不明。いじめの渦中にいた時、筆者は、
と書いている。
「自分だけがあの子供時代をまだ生きていて、そこに取り残されているような気分」
と書いている。そして、
「あの傷心を精一杯受け止めようとしてきたからこそ、今、ほかの誰かの中にあるかもしれないさびしさを想像することができる。」
と書いている。
「何事も経験。経験から学ぶことは多い。子供にとって経験は大切。」
という言葉が巷にあふれていること。この言葉は、つらい経験をした人が前向きに生きるために言う言葉であって、第三者や加害者がいう言葉ではない。