学生時代、TVで富田隆 先生の心理学コーナーが好きだった。それで、フロイトやユングの本などを読みかじったことがあるけれど、難度があがってきて頭が拒否しだしたので止めた(精神的に相容れなかった)。
社会人になって、学生時代に心理学を専攻した人と仕事ですれ違う機会があった。こちらの心を見透かすような目線のAさん、ざっくばらんに話をしていたと思っていたら急に何を考えているのかわからない空気を匂わせるBさん。「私、コントロールされようとしているのかな?」などと大層なことを思ってしまう自分が嫌で、できるだけ距離をおくようにした。
今にして思えば、Aさんは私に気を使っていただけかもしれないと思うことがある。だが、当時の私は2人に苦手意識を持った。たった2人だけど、心理学を専攻した人は苦手だなんて思った。今にして思えば、若者あるあるで笑う。
最近は、アドラー心理学の本をたまに読む。フロイトやユングが現在の課題や問題は過去にあるとするのに対し、アドラーは自分がどうしたいかがあってそれを正当化する言い訳をあれこれしているという考え方。多分、親から巣立った若者にはフロイトが、部下や自分の子供を育てる年齢になったらアドラーが刺さると思う。
前置きが長くなったが、本書は正論をアドラーを使って説いている感じがした。
【メモ】
・算数や数学が苦手な人は依存度が強い?
周りの人に依存することを慣わしにしてきた子どもは、算数や数学が得意ではない、とアドラーはしばしば指摘します。問題を解く間は誰も手助けすることはできないからです。
→なるほどと思うが、アドラーは日本の中学受験の算数の問題を見ても同じことを言うだろうか、とも思う。
・オスの性?
哲学者の森有正が、
「仕事は心を持って愛し尊敬する人に見せ、よろこんでもらうためだ。それ以外の理由は全部嘘だ」と言っています。
→人間の場合は経済力の話かな?昆虫や鳥の世界、動物の世界でも、強さアピールがありますね。
・さすがイタリア
イタリアの学者の調査では、恋をしている男女は、一日に平均で十三回は相手のことを考える、とある小説に書いてありました。
→そんなことを研究したり、普通に話される(小説にでてくる)なんて、イタリアだ!
・環境によって決定されるのではなく、環境の解釈によって決定される
不幸な家庭生活を経験しても、このことが自分自身の結婚生活をよりよくする刺激となり、結婚によりよく準備をする努力をするかもしれないのです。
→一世代では解決できないことも多い。子には自分よりもいい環境をという考えを世代で繰り返して豊かになっていく。努力、夢や目標、身の丈、このあたりのバランスが大事。
