Beanの日記

徒然日記

「学校では教えてくれないシェイクスピア」

「学校では教えてくれないシェイクスピア」

シェイクスピアを研究する筆者が、麻布と武蔵の高校生(*)に講義をしたときの様子を文字起こししたもの。アクティブラーニングを取り入れ、生徒の気づきや疑問を取り上げながらの授業展開が素晴らしい。シェイクスピアの作品1つから、こんなにいろんなことを深く掘り下げて話を広げることができるのかと驚いた。

講義の最後に生徒全員がシェイクスピア作品の批評を書き、そのうち2作品が本に掲載されている。高校生がこれだけかけるのか、本当にすごいと思った。

 

 

シェイクスピアの時代の劇団事情】

・役者は男性が殆ど、女役は若い男性がやる。声変わりや身長の伸びなどに応じて女役を引退して男役になる。

・劇団が抱えている役者事情を考慮した作品を書く

 例)メインのスターが男性で、あまり若くて有望な女役がいないとなると、看板役者が得意な悲劇を書く

 

 

【備忘】

2019年、社会学上野千鶴子先生が、東大に入ってきた人たち、とくに男の子たちに対して、あなたがたは恵まれた環境で育ってきたのであり、「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください」という祝辞を言いました。

 

シェイクスピア劇って身分差別みたいなのがありまして、悲劇は身分が高い人が主人公になることが多いんですよ。そして身分が高い人はかなり韻文でしゃべるんです。一方、庶民や道化役はあまり格調が高くなくて、散文で喋ったりします。