「嫌われる勇気」のライターの作品。
文章を映像に例えて説明しているのは説得力があった。具体例を挙げながらの説明や、起転承結のすすめはに共感した。
村山里香さんの小説「PRIZE」もそうだが、文を書く仕事、それを商品にする仕事というのはとても大変だと思った。
【メモ】
■リズム、視覚からはいってくるものを意識せよ
・5行も書けば、改行
・1行の間に句点を1つはいれる
・1文に句点が3か所以上入る場合は、文を分けることを考える
・漢字(黒)とひらがな(白)のバランス
■支離滅裂、論理破綻な文章が多すぎる
・接続詞を意識しろ
文と文の間に接続詞を補えるか。省略するのは良いが、接続詞でつなげない場合は論理破綻している。
・美文よりも正文
・客観に徹して書く
自分の思いを書くのではない。状況を正確に伝えることができれば、読者は思い考える、その内容が自分と同じであれば伝わったことになる。
■文章の構成はカメラワーク
・カメラーワークで考える
導入(序論):客観的な状況説明
本編(本論):序論に対する自分の意見・仮説
結末(結論):客観的視点からのまろめ
・映画のプロモーションビデオを想像するとわかりやすい
主人公と舞台の情報、ストーリのほのめかし(恋愛、成長、バトルなど)、最後の結論に興味を持たせる
・論理的な文章の3層構造
主張
理由
事実
文章の中に、これら3つがしっかりあるか、連動しているか
■読者の椅子に座る
・文章には必ず読者がいる
・読者の立場に立つのではなく、読者の椅子に座る
例)10年前の自分の椅子に座る
例)特定のあの人の椅子に座る
・わかるやつにわかればいいのはウソ
著者の理解が深ければ深いほどわかりやすい表現でどんな高度な内容も語れる。
レビューで指摘された場合も、むっつりするのではなく、説明ができるはず。その説明を文に書けばわかりやすくなる。
・説得せずに納得させる
人は他人事には興味がない、自分ごとにすることで納得させる
・仮説を提示し、読者と一緒に検証する(読者を論理のテーブルに座らせる)
・起転承結で、読者を巻き込む
・自分の文章に自分でツッコミを入れる
・大きなウソは許されるが、小さなウソは許されない
細部をどれだけ大事にできるかは文章の最重要ポイント
・自分の頭でわかったこと以外は書かない
・読者にとって、目からうろこは3割、残り7割は既に分かっていることでよい。
■その他
・推敲とは、ハサミを使った編集である(映画の編集作業)
・何を書くかではなく、何を書かないか
例)夏休みの日記
・疑う力を忘れずに文章と向かう
・推敲とは過去の自分との対話である
・長い文章を見つけたら、短い文章に切り分ける
・文章を、図に描き起こすことはできるか
・文章を読んで映像が思い浮かぶか
・才能を問うのは言い訳。
