図書館で予約して、やっと順番が回ってきた。
評判通り、品とユーモアのある作品だった。くせのない綺麗な文章で読みやすかった。私もこういう文章を書きたい。留学のあれこれや現地事情のエピソードは、皇室の方が書かれた内容だから信用できると思う。
【メモ】
・海外の大学院に進学してはいけない(?)
一番は就職の問題。日本の大学在籍中に休学して、一年間程度の留学をするのであればそれほど問題にはならないが、大学を卒業してから海外の大学院に本格的に留学してしまうと駄目(特に私文)。日本では研究者の世界はいまだ学閥主義のところが往々にしてあり、研究職と言われる多くの就職口は、そういった関係の中で決まってしまうことが少なくない。つまり、海外で学位を取った人間が入り込む余地はなかなかない。
→その通りだと思う。民間企業への就職もそれなりに大変だと思う。会社の人事でも、人脈とか政治的判断とかバランスとか(要はコネ)、もやる話は少なくない。知らないと馬鹿を見るけれど、知らないほうが幸せなこともあるよねと、いう世界。
・彬子女王が留学した理由
論文のテーマが「西洋人が日本美術をどのようにみていたかを、大英博物館所蔵の日本美術コレクションを中心に明らかにする」だったからだそうだ。
→確かに、文系だと「海外ではどのようにみられていたか」という切り口がある。これは理系にはないと思った
・海外渡航時の、皇族のしきたり
皇族は海外に出かける前、皇居内にある皇室の御祖神である天照大神をお祭りする賢所に参拝し、海外渡航の報告と道中の安全をお祈りすることになっているらしい。帰国後も同様。本来は伊勢の神宮に参拝するのが通例であったが、海外への渡航も頻繁になってきたので賢所に参拝することでそれに代えているそうだ。
→「あぁー疲れた!」と言ってゴロンと横になる前に、いろいろやる事ありそうだな。スタッフがいて、食事や掃除・洗濯などはやってくれるのかもしれないけれど。
伝統を重んじながら、現在(いま)の事情に合わせていく。今の皇室はこのあたりのところは頑張っていると思う。
・茶色のパスポート
皇族は日本国民ではなく、戸籍や住民票はないし、国民健康保険にも加入できない。パスポートも普通の赤や紺の表紙の物ではなく、茶色で表紙に「外交旅券」と書かれているものだそうだ。これは外交官が職務で使用するものと同じものとのこと。外交官は個人旅行用には普通の旅券を使うので2冊を使い分けるが、皇族は1冊のみで海外渡航の際には基本的に一回限りしか使えないものを渡される。つまり、海外旅行をするたびに新しいパスポートを発行してもらうそうだ。留学中はいつ英国から外に出るかわからないので、留学期間中有効で、どの国にも渡航可能な外交旅券をつくってもらったらしい。
→知らなかった。
・パスポートの偽造?
パスポートの端が2センチメートルほど破り取られていることを詰問されたことがあるそうだ。偽造パスポートをつくろうとする人がページの一部を破り取ることがあるらしい。
→知らなかった。気を付けよう。
・イギリスの蛇口
蛇口の口が真ん中で仕切られており、熱湯は左側から、水は右側からしか出てこない。日本のように混ざって出てこない。
→えぇぇぇっ!?
・イギリスがシャワーな理由
英国は年中乾燥していて、お風呂に長時間はいると脂分が落とされすぎて乾燥肌でかゆくなる。
→フランスでもそういう話を聞いたことがある。日本人のように毎日、髪の毛を洗うと頭皮がいたむという話だった。彼らが香水をつける理由も、そういうところにあるとかないとか。
・イギリスの電車事情
遅れたり止まったりは珍しくない。日常茶飯事なので遅れても誰も動じない。いきなりキャンセルになることもある。たとえば、冬場になると「運転手が風邪をひいたため電車は出ません」ということもあるらしい。
→「アメリカの地下鉄は時刻表通りこない」という話はよく聞くが、ヨーロッパしかもイギリスもそんな感じなの!?しかも、風邪ひいたとかって!!!笑事じゃないね、本当。
ヨーロッパで旅行などのスケジュールを組むときは時間に余裕をもったほうがよいと思った。
・忍者教室など
海外では、日本人はみんなお寿司が握れるとか、忍者はリアルにまだ存在すると思われているらしい(笑)。そして、ドイツにはプロの忍者が存在して、教室なるものがある???
→知り合いにドイツ通(?)がいるから、確認してみようっと。
