司法書士の方が仕事を通して経験したことを書籍化したもの。
私ぐらいの世代になってくると、親の介護を通して色々なことがみえてくる人も少なくない。だけど、そういう経験がない人もいる。また、同じ経験をしても、それを自分ごとに置き換えて考えられる人とそうじゃない人がいる。こういった本が、自分ごととして考えられる一助になればと思う(私もいろいろ思うだけで行動はできていないけど)。
時代、地域性、それぞれの事情や価値観があるので万能策はないが、
・自分ごととして考えて備えること!
・口約束は無効、本気なら書面(できれば正式文書)で!
・戸籍、最強!
というのが勘所だと思う。
後半に著者が何度か書いているが、「身内、知り合いとは愛情だけでつながっていたい」というのは正に私と同じ意見だ。
