タイトルに「鉄道」とあるけれど、業種を超えて読める。
会社で隣の席に座っているおじさんと雑談しているみたいに、穏やかな気持ちで読める。
人生100年時代は、みな様から活かしてもらいながら好きを仕事につなげて生きていく、そういう生き方ができることが大切なんだろうなぁと思った。
【メモ】
数量だけではない分析が求められる。分析ツールの高度化もあるものの、結局は問題点から仮説を立て検証していく精度が高くなければ、自ら都合の良い方向だけに向かってしまい、本質を見失う。
私もそう思う。
■指さし確認
手の握り方もいろいろあるらしい(親指を三本の指の内側に入れる、外側に出すなど)。本書で紹介されているのは、筆者が駅員のアルバイトで知ったもので、
人差し指:指さす対象に注力
3本の指:自分に向けて、自分自身が慣れで確認していないか
親指:地面に向けて、自分が安全な場所に立っているかの確認
という意味があるらしい。
■オタク市場の研究
野村総研(以下NRI)が2005年に発表した「オタク市場の研究」が紹介されていた。
アマゾンで数千円で買える本だが、NRIがこんなことをやっているとは知らなかった。内容に興味はあるけれど、多分、読まない。
オタクの定義は難しいと思う。必ずしも経済効果を生むとは限らないし。
■案内鉄
初めて知った言葉。ネットで改めて調べたら、鉄道の案内や時刻表、ダイヤグラムなどを収集したり、知識を深めたりすることを愛好する鉄道ファンのことをいうらしい。
■鉄道オタクは鉄道会社に就職できないのか
答えとしてはそんなことはない。仕事として向き合えるかどうかだ。
趣味としての経験が仕事につながれば仕事をやる上でアドバンテージになるが、視点が趣味のママではダメ、仕事視点で見れなければだめとのこと。例として、車両メンテナンスの仕事をしている20代の社員のQAを引用している。
鉄道が好きで入社して、実際に車両基地で憧れの実物の車両を携わることに感動した。しかし、それも1週間すれば、そういった意味での感動はなくなった。仕事としての日常になった。
そういえば昔、仕事で鉄道係の会社にお邪魔した時、雑談で「うちは鉄オタは採用しない方針。わかった時点で不採用が決定。みんな隠して受けてくるんだけど、不思議とバレるんだよね、鉄オタなことが。」という話を聞いたことがある。
私がいた業界もオタクが多くて、中には困った人もいた。オタクのこだわりが明後日の方向に向いて暴走するのだ(別の世界にいってしまう)。
なんだかんだで、多くの業界は好きを仕事に繋げている人が多いのに、「オタクは絶対にとらない!」と言い切る会社がある鉄道業界は面白いと思った。
ところで、採用面接で鉄オタの判断はどうやってするんだろう(笑)。
筆者は今、仕事として鉄道に向き合っているけれど、年齢を重ねてリタイアした時に、どう趣味一色に戻すかが大変そうだと思っているそうです(笑)。
