若い時の経験に金を惜しむな!
経験は思い出になり、後々配当をうむぞ!
という話でした。
別の言い方をすると、
相続は生きている間にしろ!
若い時にもらった方がよりよくお金を使えるだろう。
です。
参考にします!
もう少し内容に踏み込んで書くと、
【若いうちに使え!これだけの理由】
■ 人生でやりたいことの大半は20~60歳のあいだの年代で経験
■ 金を稼ぐことだけに費やした年月は二度と返ってこない
■ アメリカ人の純資産は70代半ばまで増え続けている
必要以上にため込むことや、金を使うタイミングが遅すぎるのが問題だと言っているのだ。
遠い未来の老いた自分のために、必要以上に今の自分から経験を奪ってはいないだろうか。その金を使いきれるほど、長生きしないかもしれないのに。
統計データもそのことを示している。年齢別の純資産データを見ると、何十年もかけて資産を増やし続け、老後になるまでそれを使い始めない人が多いことがわかる。
これらは日本でもよく言われますよね。
「二度と30歳にはなれないし、子供たちが赤ちゃんに戻ることもない。」という話も書かれていました。
日本でも、学齢期の子供がいる世帯の家計が一番厳しくて、その時期を過ぎると70代ぐらいまで資産が増えると言われています(ネットで調べればデータがでてきます)。
いやいや、そうはいっても老後の医療や介護で親族に迷惑をかけたくないからという方にはこんなことが書かれています。
【高齢者の資産状況(アメリカ)】
■ 70代になっても人々はまだ未来のために金を貯めようとしている
高齢者は医療費を考えて貯蓄する傾向にある。だが後述するように、生体全体の支出は医療費を含めても年齢とともに減少する。
■ 退職後の20年間(または20年未満に死ぬまでに)どれだけ資産が減少したか
全退職者の3分の1が、なんと退職後に資産を増やしている。資産を取り崩すのではなく、反対に富を増やし続けていた。
つまり現役時代に「老後のために貯蓄する」と言っていた人も、いざ退職したらその金を十分に使っていない。
■ なぜ、老後の早い段階でお金を使わないのか
答えはいくつかある。
まず、金を使いたいという意思はあるものの、年を重ねるごとにやりたいことが変わり、意欲も薄れていくことだ。
例)祖母に1万ドルをあげたら、私へのクリスマスプレゼントとして50ドルぐらいのセーターを1枚買っただけだった(中略)
高齢になると、金を使う機会は自ずと減っていく。たから、老後のために過度に貯蓄するのではなく、金をもっと早い段階で有効に活用することを計画すべきなのだ。(後略)
日本の高齢者の資産状況にも同じことが言えます。
それにしても驚きました。アメリカ人の多くは日本人同様に貯金をするんですね。私は、「アメリカ人はあまり貯金をしない、日本人がちまちまと貯金をするのを馬鹿にしている。」という話を何度も聞いたことがあるので、アメリカ人はあまり貯金していないと思っていました。
それでは、積極的にお金を使うためにはどうしたらいいのか。
【積極的にお金を使うためには】
■ 資産を減らすポイントは45~60歳のあいだ(資産がピークに達する)
シミュレーションに基づき、残りの人生を生き延びるために十分な金がいくらかを計算し、その額を確保できたら積極的に金を使い始めよう。(後略)
ちょうどこのころ(子どもが26~35歳)から、子供へ計画的に分け与えていくのがよいそうです。平均寿命まで生きてから子供に相続すると、子供の年齢は60歳前後になります。人生でやりたいことの大半は20~60歳ですから、子供としてはもっと若いうちにもらったほうが有効活用できます。本書には、
たいていの場合、相続のタイミングが遅すぎて、相続人は値打ちのある金の使い方ができない。(中略)
子供たちは相続した金を最大限に活用できるタイミングを逃しやすい。(中略)
どれくらいの財産を、いつ与えるかを意図的に考え、自分が死ぬ前に与える。(中略)
相続させたい金と、偶然相続させることになる金を混ぜ合わせるべきではない。
と書かれています。
私もそうだなぁと思います。ただね、日本人は金融教育が殆どなされていないから、「どうぞ」といって渡されても困っちゃうんですよね。生活費やお小遣いの足しになってなんとなく消えてしまうか、がっつり貯金しちゃうかのどちらかになってしまう(笑)。あのお金で生活が助かったと思える場合はよいのですが、もらったことを忘れてしまうと思います(人間とはそいういうもの)。渡す方は今後の自分達の生活の不安は尽きないし、悩むと思います。
今後の生活の不安の1つに、予想よりも長生きした場合はと言うのがあると思います。それについては、こんな提案をしています。
■ 長寿年金
これは本質的に生命保険とは反対の性質を持っている。すなわち、生命保険は加入者が早死にするリスクから「家族」を守るためのものだが、長寿年金は長生きしすぎて資産を使い果たしてしまうリスクから「加入者本人」を守るためのものだ。
そして、
「リスクの大きさ」と「不安」は区別すべきだ。
と言っています。
それから、
加齢にともなう筋力の低下を防ぐためにに、週に数回の筋トレを行い、定期的に水泳やフィットネスバイクをするなど(中略)、健康への投資を通じて(中略)現在と将来に味わう経験の価値を積極的に高め(後略)
と書かれていました。
