「学級崩壊」と聞いて、どのような学校を想像しますか?
KOTが通う学校は普通の公立小学校ですが、高学年になると荒れる子がでてきて学級崩壊するそうです。そして、とうとうその時期がやってきました。
裕福な家庭の子が多い地域で、低学年のときに学年単位で行われる保護者同伴の土曜行事で見受けた様子では、何一つ不自由無い幸せそうな家庭が多いのに、本当に不思議です。
一般論をあてはめると、中学受験によるストレスや、塾による弊害(学校の授業がつまらない)ということになりますが、実際に該当学年、該当クラスになり、当事者を少しは知っているという立場になると、そんなに単純な話ではないように思います。
荒れていない子も、クラスの雰囲気が悪くなるとストレスがたまり問題行動をおこすようになります。また、問題行動をおこす子が増えてきてその勢力が強くなると、授業の妨害や先生を攻撃することに協力するよう依頼されます。断ると仕返しが待っています。
正常な学級だと、子どもたちは先生にほめられるのは良いことで、先生に注意されたり叱られたりするのは良くないこと、という価値観で行動しますが、学級崩壊をすると、先生が機能しなくなります。だから、勇気ある選択をしても守ってくれる大人がいなくなります。
とても怖い世界です。