Beanの日記

徒然日記

子どもの絵は何を語るか―発達科学の視点から 東山明,東山直美★★★★☆

子どもの絵は何を語るか 発達科学の視点から (NHKブックス)

子どもの絵は何を語るか 発達科学の視点から (NHKブックス)

子供の絵の発達は、万国共通らしい。
それから、子供の絵は上手/下手という観点ではなく、メッセージがこめられていると思って見るのが良いそうです。
「おやっ?」と思う絵や色使い、「いつもとは違う絵を描いているなぁ。」と思った時は要注意みたいなことも少し描いてありました。
あと、絵を描く能力は、中学生ぐらいでようやく完成期にはいるそうで、それまでは発展途上らしいです。

そうそう、教育パパ・ママ必見なネタとしてこんなことも書いてありました。

子供の絵のコンクールなどの審査員をつとめたことがあるけど、
・年齢相応以上のテクニックをもった絵は入賞することはあっても1番にはならない
・年齢相応のテクニックで、一生懸命描いた、いきいきとした絵が1番になる
だそうです。

筆者が本書で言いたかったことは、「子供の絵の鑑賞のしかた」と、「子供のいい絵というのは・・・」ということだ思いますが、私には上に書いたことが頭に残りました。