- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 文庫
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私はアイデアとかアイデンティティーとか独創性とか、とにかくそういったものが大の苦手です。だから、「きゃぁ。。。きたぁ。。。」という感じです。そんな折に本屋にいったものだからついつい買ってしまったこの本。だけど、いざ読もうと思って表紙見て自分の失敗に気づきました。確か、この筆者、高校の時の友人が毛嫌いしていた人です。どうして嫌っていたか、理由までは覚えていません。「そういえば、彼女、難しいことをよくいう人だったなぁ。。。でも、せっかく買ったのだし、勿体無いから読もう。何か得るものがあればもうけものだ。」と旧友を思い出しながら読みました。
本の内容ですが、「アイデアは机に向かっている時よりも他のことをしているときのほうがうがびやすい。他のことの代表例は寝起き、散歩、入浴中、など。」とか、「アイデアは思いついたらすぐにメモを取らないと後になると忘れてしまい、二度と思い出せない」とか、「そんなこと知っているよぉ。」とうことばかり。うんざり。。。
でも、一つ、この考え方は面白いなぁ、と思うものがありました。それは、「昔から、いろいろな理由で、日記を書くということが推奨されているが、これは極めて創造性のない作業である。」という考えです。私もブログをやっていますが、自分の生活に役に立っていますが、確かに、創造とは無縁だと思います。本の紹介は自分が同じ本を買わないように、あるいは後でどういう本だったかを思い出すために書いています。赤のことは、「今」を書き留めておきたいという気持ちからやっています。たまに、赤がもっと小さかったころのブログを見て、「そういえばこういうことがあった。ブログに書いていなければ、一生思い出さないだろうなぁ。」と思うことがあり、そういうときは、ブログに書いておいて良かった。仕事が忙しいことを理由にしないで、もっと頻繁に赤とのことを書こうと思います。
「・・・・・・・いいじゃない、それでぇ!!!
私は、それが目的で書いているんだからぁ!!!」
と言う人はそれでいいと思います。私もそうなので。でも、「日記を書くことは高尚なこと」、「高尚なことは創造的なこと」、とお考えの方にはきついツッコミですね。