Beanの日記

徒然日記

永遠の出口 森絵都 ★★★★☆

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

「絵の都」という名前が目について注目した。筆者の小学三年生から高校三年生までの9年間を、当時の時代背景をちりばめながらアレンジした作品で、評判が悪くはないので購入した。作品は9章+エピローグ。小学三年生の話を描いた第一章が逸品。確かに小学生のときってこんな感じだったと大変なつかしくなった。第二章以降は一章を読んだときの共感とインパクトは薄れたが、ごく普通の女子中高生がよく描かれていると思う。最後、筆者の近況を描いたエピソードは笑った。

トラバ;http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-944.html