肋骨骨折の診断を受けた後、会社に出勤するも、おとなしく過ごしていた。多分、私の復帰を待っていたであろう同僚は、私がお客様への出張はしばらくしない、ハンドリフトもひかないと聞いて困っていた。同僚の気持ちはわかるが、インフルエンザにかかり肋骨骨折までした人間に、わずか1週間たらずで完全復帰しろというの無理というものだ。というか、期待するほうがおかしい、と私は思う。私は召使ではない、同僚にも愛を!と叫びたい。
しかし、インフルエンザは治ったみたいだし、会社にも出勤はしているが、以前として咳が続く。相変わらず胸も痛い。気のせいか、咳の音が変な気がする。気管支炎とか肺炎かも・・・。ググッてみたら、冗談じゃなく気管支炎や肺炎の可能性がでてきた。ひゃぁ・・・
会社を休んでインフルエンザと診断してくれた医者に行き、レントゲンをとってもらうことにした。
私:「タミフルは全部飲みました。一緒に処方してもらった薬は適宜飲むようにしたので余っています、余った分は今日持ってきました。それから、胸のあたりが痛いので整形外科に行ったら肋骨骨折だといわれました。1週間ぐらいで胸の痛みはひくといわれ、当初のような痛みはないのですが、でも胸がまだ痛いです。それから、乾いた咳がでます。昼はそうでもないのですが、夜になるとひどいです。」
医者:「念のために、レントゲンをとっておきましょう。でも、整形外科でそのような診断をうけたのであればレントゲンはとったのですよね。そのときに何か言われませんでしたか?肺はどんな風に映っていましたか?」
私:「整形外科でとったレントゲンは骨がくっきり映っていて、肺はぼやけているというか、あまりちゃんと写っていなかったような気がします。よく覚えていません。それから、お医者さんは肺のことについては何も言っていませんでした。」
医者:「あぁ・・・。整形外科のレントゲンは骨を写すためのもので、内科は肺を映すためのものだから、整形外科のではだめか・・・」
私:『へぇ、、、そうなんだ。そういえば、この間の整形外科のレントゲン、内科でよく見かけるレントゲン写真とちょっと違っていたなぁ。。骨が太くくっきり映っていて、私って結構骨太なんだ・・・なんて思ってたんだけど・・・。』
そんなこんなで、レントゲン写真をとりました。そして、再度診察室に入場・・・。
医者:「一応、"かげ"はないので大丈夫だと思います。ここに映っている骨、ここがちょっとひびが入っている感じがしますね、ここら辺ですかね、整形外科で指摘されたのも。」
私:「(・・・そいうわれてもねぇ。。。)はぁ・・・多分そうだと思います。。。(適当に答えちゃった。そうそう、これこれ、私のイメージのレントゲン写真というのは。これだと、骨は薄く細く映っているわ、この間のレントゲン写真とは大違い。)」
医者:(とうとつに、)「あなた、小さいときに肺炎や気管支炎になったとか、喘息などの症状があるとか、そういった気管支系の病歴はありませんか?」
私:「(おゎ、なんだ、いきなり)いえ、そういった記憶はありません。ただ、風邪をひくといつも呼吸器系からやられますし、症状も呼吸器系が一番ひどくなります。」(と答えつつも、昔、子供のころ、何度も胸のレントゲンをとった記憶がある。あれはなんだったんだろうなぁ。。。)
医者:(ちょっとあわてながら)「そうですか。いえ、根拠はというか経験的な勘なので気にしないでください。(レントゲン写真をさしながら)このあたりが、ちょっとねぇ、、、。ブツブツブツブツ・・・」
私:『子供のころレントゲンとったことがあるっていう記憶を話しても仕方ないだろうし、どうしたもんだろう・・・』
医者:「追加で薬を出しておきます。それから、抗生物質も出しておきます。それから、インフルエンザになったり風邪がひどくなるのは体力が落ちている証拠だから、自覚するようにね。」
私:「はい。」
後日、もっと健康になってから母に電話で聞いてみたところ、
母:「そうそう、あなたは一度、風邪をこじらしてひどくなったことがあるわよ。お医者さんも大変で、何度かレントゲンをとったのよ。幸い、肺炎にはならなかったけどね。そのお医者さん、よく診るのね。」
私:『ほぉ。。。いい医者らしい。じゃぁ、今度からそこに行こうっと。。。』
これは約1ヶ月〜2ヶ月前のお話です。