Beanの日記

徒然日記

ハンドリフトとの出会い、そして何歳になっても三等兵?!

開発が進み、性能検証*1という段階まできた。性能検証というとなんだかとってもかっこよく聞こえるかもしれないが、作業の99.9%はどろくさい。どうしたら目標値をクリアできるかということを考える高尚な工数は全体の作業量からみると小さく、殆どは

  • 目標値をクリアできているか否かを確認する試験作業、およびそのデータ集計
  • 仮説を立てるのに必要な試験データの採取、およびその集計

という単純労働である。
実際にものづくりを経験したことがある人はわかると思うが、試験作業やデータ集計という作業は非常に単調な上に作業のやり直しが多いため報われないことが多く、気持ちもめげがちである。また、実機などを持ち込んだ試験を実施する場合は、事務所としては使われなくなった場所を借りてやることが多いため、人によっては憂鬱な気分になりがちである。
私のプロジェクトは小さいプロジェクトで社内から私を含めて2人、外注が2〜3人、しかもその外注はソフトウェアの開発のみしかやらないという構成なので、私を含めた社内要員2人でやるしかない。
ひぇ〜!!!
ところで、私たちがやらなければいけない試験作業とは、、、

  • ハンドリフト*2に荷物を積んで、所定のゲートを通過する
  • ゲートに設置されたセンサが詰まれた荷物を自動検知し、システムにアップ、検品済みフラグをたてるが、その検品率を集計する
  • 創意工夫により、検品率をあげる

とまぁ、こういった内容である。
しくしくしく・・・
また、私たちが使用するセンサは設置環境に大きく依存するため、試験はすべて現地検証。来る日も、来る日も、栃木県にあるお客様先と自宅をいったりきたり。お客様先では、毎回、検証を実施する環境を設置しなおしてマシンをセットアップして、その後は同僚と交代で何度も何度もゲートの間にハンドリフトを通す。帰りは毎日終電、睡眠時間3時間あるかないかの日が続く・・・
とほほ・・・
私は何歳になったら肉体労働から解放されるんだろうか・・・
こんな生活をしていたら心か体を壊すのは目に見えているわけで・・・
次回は、とうとう、私が病に臥してしまったお話でぇ〜す。
ハンドリフトを使った作業についても、別の日に紹介します。

*1:目標値がクリアされていない場合はクリアするまでこの作業からぬけられない

*2:ハンドリフトとは業務用の台車だと思って差し支えない、気になる人はぐぐってみてください