Beanの日記

徒然日記

勘弁して・・・

本木ヒルズの映画館で「ハウルの動く城」を観ていた時のこと。
映画のストーリがいまいちよくわからなくて、「うぅ〜ん???」という感じだった。大人の私がこの程度の理解度なのだから、さぞかし子供は「???」だと思う。
そのせいかどうかわからないが、私の席の後ろに座っていた小学生の男の子が、私の席を蹴ってくる。最初は知らん顔していたが、あまりにひどいので振り返って顔をじっと見てやった。小学生だし、これぐらいやっとけばもうしないだろうと思ったのが甘かった。相変わらず、どんどん蹴ってくる。今度は振り返って、父親らしき人の顔をじっと見てみた。父親は映画に見入っていて私の視線に気づくのに少し時間がかかった。しかし、私の視線に気づくと子供に注意していた。多分、子供が席を蹴っていることに、うすうす気づいていたのだと思う。
さぁ、これでもう蹴ってこないだろうと思っていたら甘かった。私はもう一度振り返って父親の方をじっと見た。父親は子供を注意する。しかしまた蹴ってくる。
『むかっ!』
『ちょぉっと、映画の話がわからなくなるじゃない!私、お金払ってみているのよ、しかも大人だからあなたの2倍払っているのよ!映画がつまらないなら、私じゃなくて父親にあたってちょうだい!邪魔ばっかりして、私の映画代払ってよ!』
などなど、その親子に対する文句が瞬時に頭の中をかけめぐった。我慢できなかったので文句を言ってやろうと思った。だけど、
『怖い人だったらどうしよう、ナイフとか持っていて後ろから首を刺されでもしたら出血多量で死んじゃうよぉ・・・』
とも考え、もじもじしていたら、また後ろから蹴ってくる。
『むかっ!』
突発的になんか文句を言った。「じっとさせといてもらえませんか!」だったかなんだかだったと思う。
以後、後ろから蹴ってくることはなかったが、殆ど映画も終わりだった。映画終わって席を立つとき、じとぉ〜っとした視線で親子をなめるように見てやろうと思ったら、そのことを察知してか、さっさといなくなっていた。
宮崎アニメなので、子供のファンも多いだろうが、
六本木ヒルズというシチュエーションを考えたら、小学生以下の入場は断ってもいいのではないかと思う。現に、映画館の中に子供の数は非常に少なかった。どうでしょう、六本木ヒルズさん!