- 作者: 井上ひさし,文学の蔵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/12/26
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数年前に、ちょっとまとまった文章を書かなければいけないことがあって、そのとき直面した問題。ググッてみたが、ずばりそのものを説明したサイトや書籍ををみつけることができなかった。
それから数年たって・・・
この間、本屋さんでもらってきた「2004年 新潮文庫の100冊」に、「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」という本を発見した。
「作文教室だったら、句点の打ち方についても触れているに違いない・・・」
そう思って本書を購入した。
結論から言うと、句点の打ち方については説明されていなかったが、著者が書いた「私家版 日本語文法」にその記載があるみたいだということがわかった。今度、購入して読んでみようっと思う。
- 作者: 井上ひさし
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1984/09/27
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ところで、「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」の感想であるが、意外に面白かった。
特に、二時間目の内容は雑学として「へぇ・・ほぉ・・・」と思いながら読み進めた。その中からいくつか紹介する。
・日本語は唇を使って発音する音が少ない
→外国人から、日本人は無表情といわれるゆえんである
・その種族の生活に密着しているものはよく観察されており、たくさんの名称がついている
- 日本語で名称が少ないもの→星(日本人が考えた名前が少ない)、家畜、獣の鳴き声
- 日本語で名称が多いもの→木(枝や葉、草も含む)、魚、虫(特に鳴く虫)
・明治時代以前、日本語には三人称はなかった
・日本人には私意識はあっても、公意識がない
→車内を快適にするために、ごみを山に捨てるなど。元々三人称がない文化の人種だからかもしれない
といった感じである。