- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1973/03/29
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- 作者: 松本清張
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やはり名作といわれるだけあって、そんじょそこらの軽い小説とは出来が違う。世間で松本清張さんの評価が高い理由がわかったような気がする。
松本清張さんの小説は、以前にも読んだことがある。何と何を読んだか、全ては覚えていないが「点と線」は読んだ。これも有名な作品であるが、私はこの小説では特別な感動は覚えなかった。しかし、「砂の器」はすごい!
何が良かったかというと、登場人物の人間像が良く書けているところだ。特に、主人公の今西刑事はよく書けていた。彼のにおいがしそうなくらいである。
また、小説の中に表現されている「古い人と新しい人」が、現代においても通ずる描写でうならされた。
私はこの作品を読んでいて、中学校の時の同級生を思い出した。彼女は夏休みの読書感想文の宿題に、赤川次郎さんの作品を選んだのだ。私の中学・高校時代は赤川次郎さんが大ブームしており、私も相当はまり読み込んだ。しかし、私の感覚では、赤川次郎さんの作品を夏休みの読書感想文に選ぶというのは相当ずれていた。著者がどうこうというのではなく、私の中では推理小説は読書感想文の対象外であった。
その考えは、今でも変わらないのだが、「砂の器」なら読書感想文に書いてもOKかなと思った。
そういえば、半年ほど前かな・・・TBSのドラマでSMAPの中居君や松雪泰子さんのキャストで「砂の器」やってたよな・・・チェック!
TBSのホームページをのぞくと、「砂の器」のオフィシャルサイトがまだあった。自分が小説の中でもった登場人物のイメージと実際の配役を見比べる。なるほどーと思うものもあれば、えぇーーー!というようなものもある。
「?!ストーリーが小説と違う!!!」
うーん、、、、、(言葉がみつからない)